自己責任論は昔は若者バッシングの言葉だった

バブルが崩壊した時私はまだ子供だった。でもあの時の報道や空気は覚えています。

急に不景気になって、企業はまず新入社員を採らなくなりました。それでもダメなところはリストラなどで対応しました。

そして、不景気の結果就職できなかった若者はバッシングされました。

自己責任論というのが出てきたころで、根性がないとか甘えてるとか言われたんだよね。

景気の問題が就職できなかった若者の気持ちの問題にすりかえられてしまった。

一方でリストラされたおじさんたちは同情されていた。当時の中高年には自己責任論は適用されなかった。

自己責任論ってレッテル貼りの言葉なんだよね。本当に自己責任かどうかはまず検証されない。

社会や環境や他人が悪くても自己責任(全部個人のせい)と言われてしまう。

不景気は自己責任じゃないだろ。

私の若いころはマスコミの若者バッシングがひどかった。

少年犯罪が増えている、最近の若者は切れやすい、などと実際の数字(犯罪発生率など)は無視して報道されていた。

マスコミは一部の凶悪犯罪を取り上げて最近の若者は切れやすくて怖い、というウソ報道をしていた。

実際はもっと昔の方が犯罪は多かった。当時の若者はおとなしかったのに。

警察は数字を出していたけれどマスコミが戦後の犯罪発生率の推移などについて正確な報道をすることはなかった。

探せばあったのかもしれないけれど、少なくとも私は見なかったな。

実はもっと昔の方が犯罪発生率は高かったという情報はそういう告発をしているサイトを見るまで知らなかった。

そう言えばオタクバッシングもあったな。

アニメやゲームが好きなおとなしいタイプの男性が犯罪者予備軍として扱われた時代がありました。

変な事件が起こるたびにマスコミが犯人の部屋にアニメやゲームに関係するグッズがあるかどうか調べるんだ。

あれば犯人はオタクでした、こんなアニメがありました、フィギュアがありました、なんて報道された。

テレビのコメンテーターはアニメやゲームにはまると現実と空想の区別がつかなくなって犯罪を犯すようになると何度も言った。

本当にたくさんの人が何度も何度もそう言った。

それはウソだ、科学的な根拠はないじゃないかということが指摘されても彼らはオタクバッシングをやめなかった。

オタクが多くなって強くなったらそういうのは小さくなったけどね。

信じられないようなことがたくさんあった。

今そんなことをすればすぐにインターネット正義の味方にウソを暴かれてSNSで晒されるだろう。

でも昔はインターネットやSNSはマニアックなものだった。そういう時代だった。

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