自分の「うつ」を治した精神科医の方法

自分の「うつ」を治した精神科医の方法(宮島賢也・KAWADE夢新書)という本を紹介します。

この本のことはちょっと前に話題になったうつヌケという漫画で知りました。

うつヌケの作者の田中圭一氏はこの本を読んだことがきっかけになってうつ病を克服することができたそうです。

宮島氏によるとうつ病は薬では治らない人が多いそうです。治っても再発する人が多いとも。

それは薬で良くなるのはうつ病の症状だけで原因が解決するわけではないからとのこと。

うつ病の原因はたいていストレスです。仕事や人間関係などのストレスがうつ病の引き金になります。

また世の中にはうつ病になりやすい人となりにくい人がいます。

自分を追い詰めるような考え方をして生きている人や心が不安定な人はそうでない人よりもうつ病になりやすいんです。

そして考え方のいびつさや心の不安定さの原因はおもに育った環境や親との関係にあるそうです。

例えばやりたくないことをやらされたりやりたいことを我慢させられたりするのが当たり前の環境で育った子供は自分の心を抑圧する大人になります。

否定されてばかりでほめられたり認められたりすることがない環境で育った子供は自己否定的な大人になります。

そういうのが根っこにあるとのこと。

薬で一時的に症状を改善しても、病気の原因になった考え方や人生のストレスをどうにかしないと根本的な解決にはならないということです。

ではどうすればいいのか。その答えも書いてありました。

その中の一つ、自分を苦しめる考え方を変えて心を楽にする方法について書きます。

まずはありのままの自分を受け入れます。

うつ状態でもいい。努力してなくてもいい。人並みのことができなくてもいい。このままでいい。気が向いたときにできることをやればいい。これぐらい気楽に自分を肯定します。

○○でなければならないといった考え方を捨てるんですね。

悩んでもどうしようもないことはスルーして積極的に居直る気持ちが大切なんだと思います。

次にネガティブな言葉をやめること。

考え方と言葉はリンクしているそうです。「もうダメだ」という言葉が口癖ならますますダメな気分になってしまいます。

ネガティブな言葉を「大丈夫。なんとかなるさ」といった感じのポジティブな言葉に言い換えると心は少しずつ軽くなっていきます。

最後にアファメーション(肯定的自己暗示)です。

朝、目が覚めたときに肯定的な言葉を唱えます。

「私は自分が大好きだ」「私は自分に自信を持っている」こんな感じの言葉を唱えるんです。

朝起きたときは頭がぼんやりしていて意識と無意識の境界線が曖昧になっているので言葉が心の奥まで入っていきやすいんだそうです。

心が変わるのに3週間、固定されるのに100日かかるとのこと。

宮島氏は半年で自分大好き人間になっていたそうです。

考え方が変わるのに100日かかるというのはリアルだと感じました。断酒が一段落して楽になるのもそれぐらいの時期です。習慣を変えるにはそれぐらいの時間がかかるということなんだろう。

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