おすすめ断酒本5冊

失踪日記

吾妻ひでおさんがホームレスになったときのこととアルコール依存症で入院したときのことを描いたエッセイ漫画です。

物語は吾妻さんが失踪するところからはじまります。

ホームレス生活がこの漫画の中心なので失踪した理由についてはさらっと触れる程度ですが内容はかなりハードです。

衝動的に仕事をやめて酒びたりの生活になって鬱や不安や妄想などがやってきて首をつるために遠くへ行ってそのままホームレスになっちゃうんです。

二度目の失踪のときは頭から何かがわいてきたからホームレスになったそうです。

でもホームレス生活自体は読んでて面白いと感じました。さすがギャグ漫画家です。暗い話を読者が楽しめるように描いています。

 

アル中病棟

失踪日記の続編です。吾妻ひでおさんがアルコール依存症で入院していたときの話を詳しく描いたエッセイ漫画です。

入院中の話だけなんだけど失踪日記よりもボリュームがあります。

ものすごく精密に入院中の出来事や一緒に入院していた患者さんのことを描いています。よくこんなに覚えてるなぁと感心しました。

アルコール依存症の患者が病院でどんな感じの生活をするのかということがこの一冊でわかります。

 

実録!あるこーる白書

漫画家の吾妻ひでおさんと西原理恵子さん。パフォーマンス集団代表の月乃光司さん。この三人が酒害について語ります。

吾妻さんと月乃さんはアルコール依存症になって入院した過去があり現在は断酒しています。西原さんは夫がアルコール依存症でした。

当事者だった人たちの話ですから内容はものすごく濃いです。情報が多い。壮絶な話がいっぱいです。

特に怖いと思ったのはお酒の飲みすぎでボロボロになると幻覚が見えたり幻聴が聞こえたりするという話です。

酔っ払ったときに幻覚が見えるんじゃなくてしらふのときに見えるそうです。

お酒を飲むと幻覚がや幻聴が消えるから正気を保つために飲むという話は本当に読んでて怖かった。

あとお酒の飲みすぎで性格がゆがんでしまった西原さんの夫が西原さんをいじめる話が印象に残ってます。

長期間お酒を飲み続けると心が不安定になります。被害妄想的になったり他人を憎んで攻撃したりすることはよくあるとのことです。

西原さんは夫が断酒して性格が穏やかになってからアレは病気だったんだと気づいたそうです。

吾妻さんも西原さんも自分の体験を漫画にしてるんですが、漫画の裏話的なことも語られてて興味深かったです。

他にもにもさまざまなことが語られています。

アルコール依存症はどんな病気か、断酒する人はどんな心構えを持つべきか、家族がアルコール依存症になったらどうするべきか、病院の話や自助グループの話など。

本当に情報量が多いです。私が持っている断酒関係の本の中で一番ボリュームがあります。断酒する人におすすめの一冊です。

 

西原理恵子×月乃光司のおサケについてのまじめな話

漫画家の西原理恵子さんとパフォーマンス集団代表の月乃光司さんがアルコール依存症という病気について語ります。

最初に夫がアルコール依存症だった西原さんがお酒の怖さについて語るんだけどものすごくわかりやすくてよかったです。

アルコール依存症で入院して現在断酒中の月乃さんの体験談もすごかった。

ボロボロになるまでお酒を飲んでギリギリ命を落とさずに生還してるんです。お酒を飲み続けたらどうなるのかがわかります。

アルコール依存症の人の家族はどうするべきかということについて詳しく語られていたことが印象に残っています。

 

アル中ワンダーランド

漫画家のまんしゅうきつこさんがアルコール依存症になってから断酒するまでを描いたエッセイ漫画です。

酔っ払ってテンションが高くなりすぎておかしなことをする話とブラックアウトして記憶がなくなる話が多いです。

幻覚や幻聴、被害妄想の話もあります。

お酒の飲みすぎで明らかにヤバイことになってるんだけど心身がボロボロになる底つきまでは行かなかったとのことです。

いいことだと思う。底つきの一歩手前で断酒できるのならそれが一番いい。

暗い体験談をギャグっぽく描いててストレートに笑いをとりにきてる部分もありました。笑いました。